Aケア特集

「Aケア」で今と未来のあなたを美しく

【Vol.1】 ビタミンAの力を活用したインナー&スキンケア(前編)

「アクティブエイジング」という考え方を知っていますか?年齢を重ねることにただ抵抗するのではなく、年齢を重ねるごとに魅力が増して、体と心が充実する生き方を意味します。そのアクティブエイジングに不可欠な栄養素として、ビタミンAの注目度が高まっています。具体的に、どんな作用や効果的な摂取方法があるのでしょうか。今回、ビタミンAに知見のある国際的に活躍する形成外科医と、4人の医師(Aケアアドバイザー)にお集まりいただき、座談会を開催いたしました。

1,そもそも、ビタミンAって体内でどんな働きをするのですか?

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デス先生「うなぎやレバー、卵黄、チーズなどの動物性食品に多く含まれるビタミンAは、皮膚の表皮の形成を促して肌のハリや潤いを保ち、紫外線から肌を守ってシミやシワを防ぎます。体中を走る血管の弾力性や臓器の健康を保つのも、ビタミンAの役割です。欠乏すると、肌と体の両方に大きなダメージがあるだけではなく、寿命のカギを握るテロメア(染色体DNAの末端にある領域)が短くなって、寿命が縮まるとも言われます。10代や20代のときはビタミンAの欠乏状態にあっても、それをカバーできるだけの体力がありますが、加齢とともにその力は落ちていきます。30代以降、特に40代以降は欠乏によるダメージが顕著になるので、積極的な摂取をお薦めします」

【アドバイスから学んだこと】30代になったら、ビタミンAの積極的な摂取を心がけるべきなのですね。

2,日本人女性はビタミンAが不足しやすい

川添先生「もともと日本人は農耕民族として長年の歴史を歩んできました。そのため、腸も長くなり、野菜の栄養素を効率よく吸収出来るようになりました。野菜から補われたビタミンAは肌のコンディションを保ち、海外の方に比べて肌の老化が少ないと言われています。でも、現代の女性は、ダイエットや偏った食生活の結果、実際のところビタミンAの摂取が少なくなっていると報告されています。ビタミンAは油に溶ける脂溶性ビタミンなので、油分を控えがちな食生活では不足しやすいためです。近年、ビタミンAが注目され、推奨必要量が増加しているというのにも関わらず摂取量は少ないまま、というのは問題です」

堀内先生「日々の診察から受ける印象として、同じビタミンでもCやEに対する関心は高いのに、Aを意識している人はほとんどいません。テレビなどであまり取り上げられないせいかもしれませんが、ビタミンAもCやEと同様に抗酸化物質で、必須ビタミンに含まれます。多くの人に、美容と健康に欠かせないものの1つだという認識をもってもらえると嬉しいです」

【アドバイスから学んだこと】ビタミンAもCやEと同じように摂取することで、美容と健康の本当の理想に近づける、と考え直します。

3,ビタミンAは太陽の光で皮膚内が破壊される!?

長門先生「30代〜40代の女性というと仕事や子育てに追われていて、頻繁に取引先に出かけたり、毎日のように子どもの付き添いで外出すると思います。その分、太陽光に当たる時間も増えますよね。実は、太陽光に当たる時間が長いほど、皮膚内のビタミンAが失われてしまうのです」

デス先生「太陽光を20分浴びると、皮膚内のビタミンAは通常の40%まで低下し、通常の状態に回復するには十数時間かかります。回復を促すのもビタミンAで、欠乏状態にあると細胞の再生が困難になって回復しきれず、シワやシミなどにつながってしまいます」

大友先生「そうならないために、ビタミンAをしっかりと摂取することが大事です。ビタミンAを摂取すると、体はそれを貯蔵して、必要なときに使うというシステムが確立されています。なぜビタミンAが貯蔵されるかというと、体にとって必要不可欠だからです。摂取量が減れば貯蔵量も減ってしまうので、十分な量を摂取し、常にビタミンAが使われる状態を保つようにしましょう」

【アドバイスから学んだこと】ビタミンAは、毎日十分な量をしっかり摂取することが重要なのですね。

4,食生活を改善することでビタミンAの吸収率がアップ

長門先生「忙しいと食事をゆっくりする時間がなく、パパっと食べて満足感を得やすいおにぎりやパンなど、炭水化物が中心になりがちではないでしょうか。その食生活のままでは、ビタミンAが豊富な食材を食べても高い吸収率を望めません。なぜなら、ビタミンAは脂質の食材に溶ける脂溶性だからです。炭水化物中心の食生活を改善して、肉や魚、オメガ3オイルなど良質な脂質の摂取を心がけてください」

デス先生「ビタミンAを摂取できる食材として、ニンジンやホウレンソウなどの緑黄色野菜があります。緑黄色野菜に豊富なβカロテンは、ビタミンA前駆体と言われ、体内に入るとビタミンAに変わります。しかし、摂取したβカロテンのほとんどはβカロテンとして体内に蓄えられ、ビタミンAに変わるのは必要最低限に過ぎません。十分な摂取量にはなり得ないので、ビタミンAはAが豊富なうなぎやレバー、卵黄、チーズなどの動物性食品から摂取すべきでしょう」

【アドバイスから学んだこと】ビタミンAは動物性食品からの摂取を心がけながら、吸収率を上げるために、オメガ3オイルなどの良質なオイルも摂るようにしたいと思います。

5,サプリメントでも「ビタミンA貯金」を

川添先生「今の時代なかなか安全に栄養素が摂取しにくくなっています。野菜や果物の栽培方法や品種改良も影響して、食材本来の栄養素が減少しているとも報じられていますよね。また、それを補うために大量に摂取すると、バランス障害になってしまいます。さらに、海洋汚染や残留農薬、放射線汚染も心配です。このことから、私は安全な栄養素を補給できる、クオリティーの高いサプリメントの重要性が高まっていると思います」 

大友先生「昔より冷蔵庫の保存機能が上がって、食材の栄養価を保ちやすくなったとはいえ、含有量が下がっている訳です。保存期間が長いと栄養価も失われてしまいます。もはや、サプリメントによる補給は不可欠でしょう」

堀内先生「サプリメントさえ摂れば、偏った食事をしていても大丈夫、というのは大きな間違いで、栄養摂取の基本はあくまでも食事だと思います。ただ、食事に気をつけても不足してしまうので、サプリメントで補う必要があると考えるといいと思います」

【アドバイスから学んだこと】ビタミンAの摂取は、食事に加えてサプリメントで補わないと、十分な量を摂れないのですね。

次回予告 

後編は、このお話の続きとしてビタミンAのサプリメント摂取に関する話題を中心にお届けします。本サイト内でも、サプリメントについて解説しているのでぜひご覧ください。

アドバイザードクター プロフィール

list_sp_2ドクター デス フェルナンデス 
1942年、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ。ウィッツウォーターズランド大学医学部(南アフリカ共和国)卒。エジンバラ大学(イギリス)留学。ロイヤル・カレッジ・オブ・サージョン・オブ・エジンバラ会員。当初心臓外科医として、ケープタウン大学附属病院でクリス・バーナード博士による世界初の心臓移植手術に参加。その後、形成外科医に転身。早くからビタミンAの経皮・経口的な有効性に着目。現在、トータルアクティブエイジングの統合施設ルネッサンス・ボディサイエンス・インスティテュートで美容形成外科医として診療を行いながら、多くの国際医学会で研究成果を発表している。

 

 

川添 剛先生
吉川病院(京都市左京区)理事、副院長、美容皮膚形成部長。香川大学医学部医学科卒業、同大学院博士課程修了。京都
 大学大学院医学研究科形成外科助手を経て、2007年から吉川病院勤務。皮膚のアクティブエイジングを目標にしたオーダーメイド治療を行う。

 

 

 

大友 通明 先生
大友外科整形外科(埼玉県北本市)理事長、院長。東京医科大学医学部卒業後、同大学整形外科学教室入局。アメリカのHospital for Special Surgery(HSS)留学などを経て、2005年に大友外科整形外科院長就任。皮膚科とリハビリテーション科も併設する。サプリメント外来にて栄養療法を実践している。

 

 

 

list_sp_thm_index_horiuchi堀内 祐紀 先生
秋葉原スキンクリニック(東京都千代田区)院長。東京女子医科大学医学部卒業後、同大学病院皮膚科学教室入局。埼玉協同病院勤務を経て、2007年秋葉原スキンクリニック開設。女性皮膚科専門医だけのクリニックであり、最先端の治療技術と設備を完備することで高い評価を得ている。

 

 

長門 昌代 先生
ながと皮膚科クリニック(千葉県船橋市)副院長。秋田大学医学部卒業後、同大学耳鼻咽喉科入局。秋田赤十字病院勤務などを経て、2009年ながと皮膚科クリニック副院長就任。一般皮膚科と美容皮膚科の診療にあたり、皮膚のトラブル解消とともに心の健康促進にも務める。

 

 

 

 

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