【Vol.5】濃い新種バナナで子どもの命を救え!~子どもの命を脅かすビタミンA欠乏症
みなさん、ビタミンAが子どもの命を救うのに必要な栄養素として重要視されていることをご存知ですか?
今も世界で3人に1人の子ども(生後6ヶ月~5才未満)がビタミンAを十分摂取できてない現状があるそうです。そして、ビタミンA欠乏症によって毎年数十万人が失明し、75万人の子供が命を落とす要因になっていると推定されています。この問題は特に南アジアやアフリカの国々では深刻になっています。
その解決策としてプロビタミンA(摂取した後に体内でビタミンAに変換される物質)を豊富に含んだ色の濃い新種のバナナが開発されるなど、世界ではビタミンA欠乏症との戦いを制するための第一歩を始めています。
(参考記事)NewsWeek 2017/08/01
では、私たち日本人のビタミンAの摂取事情はどうでしょうか?「普段の食事でバランスよく栄養を摂取できているので安心」と思っている方も多いと思いますが、実は十分に摂取出来ていない現状があります。
データを見ると、どの年代の男女もビタミンAを充分に摂取出来ていません。
ビタミンAは、視覚の正常化や皮膚や粘膜の健康維持、がん予防など全身の健康にはたらきます。不足すると、暗いところで目が見えにくくなる夜盲症や、粘膜や皮膚が乾燥して細菌に感染しやすくなったり、シミ・シワ・タルミといった美容のお悩みがでてきたり、子供の場合には成長障害の原因になることもあります。
日本では、ビタミンA不足で命を落とす・・・ということはないかと思いますが、ビタミンAは美容や健康のためにしっかり摂りたい栄養素のひとつです。
しかし、食事のバランスに気をつけていても、カラダのために本当に必要な量を摂れているかというと、なかなか難しいのが現状です。
食物自体の栄養素は67年前と比べてかなり減ってきているというデータもあります。
カラダに必要な栄養素は食べ物から摂るというのがベストです。
ビタミンAは、食事から摂るならレバーやうなぎ、卵などの動物性食品や、にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜から摂ることができます。もし、これらの食品を毎日十分に摂れていないと感じる方は、サプリメントで足りない部分を補給するというのもひとつの方法です。
世界的にも着目されているビタミンA。
あなたは十分に取れているでしょうか?この機会にぜひ一度見直してみてください。
◆ビタミンAの不足度チェックはこちら⇒http://a-care.net/innercare/