【Vol.4】ビタミンAは肌を美しく保つ鍵!いかに肌にビタミンAが貯えられているかがポイントです
【Vol.4】ビタミンAは肌を美しく保つ鍵!いかに肌にビタミンAが貯えられているかがポイントです
美容成分としても注目のビタミンA。今話題のレチノールもビタミンAの一種です。肌のコンディションを正常に保つために欠かせない鍵となるビタミンAは、100年ほど前から肌のためのビタミンとして知られていました。
ビタミンAが不足するとシミ、シワ、タルミ、キメの乱れ、乾燥など、さまざまな肌ダメージが起こります。肌の美しさに欠かせないビタミンAですが、とても壊れやすく紫外線に当たるだけで簡単に失われてしまいます。そのため、肌の細胞を健康に保つためには、しっかりと肌に「ビタミンAを貯えておく」ということがポイントです。肌に貯えられているビタミンAは91%がレチニルエステル(レチノール誘導体) と呼ばれるもので、その他の形態としては、レチノール、レチナール、レチノイン酸があり、それぞれ3%づつ存在しています。もしこの比率以上にレチノールやレチナールが存在する場合は、レチニルエステルに変換されて肌に貯えられています。レチノイン酸はレチニルエステルに変換されないため、貯えることができません。
肌の健康に必要なのに、紫外線で簡単に壊れてしまうビタミンA。いつまでも美しい肌であるためには、常にビタミンAで満たされていることが必要です。ビタミンAを肌に補給する方法としては食べることももちろん大切ですが、より早く確実に肌に届けるためには、ビタミンAを肌に直接届けるケア、つまりスキンケアが効果的です。
スキンケアとしてビタミンAを補給する際におすすめなのは、肌にたっぷり貯えられる形である「レチニルエステル」の形で補給するということです。
パルミチン酸レチノールやプロピオン酸レチノールといったレチニルエステルには、刺激が少なく安定性が高いといった特徴があり、毎日のスキンケアに適しています。肌の細胞は日々新しく作りだされているため、ビタミンAが不足してしまうとターンオーバーもうまくいきません。つまり、肌を健康に美しく保つためには必要な時にいつでも使えるようにビタミンAを貯えておくことが大切なのです。