Aケアとは、健康で美しい体と肌のために大切な栄養素であるビタミンAのチカラを活用したスキンケアとインナーケアのメソッドです。

乾燥肌対策のスキンケアについて詳しく知る

正しいスキンケアはできていますか?塗ってごまかすのではなく、「肌が自らうるおえるようになること」が乾燥肌対策スキンケアの目的です。肌本来の保湿機能を取り戻すためにはAケアが有効です。乾燥肌対策のAケアに関して、ながと皮膚科クリニック副院長 長門昌代先生にお伺いしました。

皮膚科 長門昌代先生(ながと皮膚科クリニック副院長) Aケアアドバイザーのクリニックはこちら

クリニックで診察をしていると、間違ったスキンケアを正しいと思い込んで続けている“やっているつもり病”の方がたくさんいらっしゃいます。
「うるおい成分配合の洗顔料を使っています。」
「化粧水をたっぷり使っています。」
「冬はリッチなクリームでしっかり保湿しています。」
どれも乾燥肌を本質的に改善はしていません。共通しているのは「外から何かを塗ってごまかしている」ということです。
Aケアは肌トラブルを防ぎ、お肌の健康と美しさを取り戻す本質的なケアです。
ビタミンA以外にも、乾燥肌にとってよい成分はもちろんあります。でも最優先はビタミンAです。
体の健康で考えてみましょう。体の健康の基本は、「適度な運動」「バランスのとれた食事」「規則正しい生活」です。この基本をおろそかにして、サプリメントや特殊なケアをプラスしても焼け石に水です。
体にとっての運動や食事が、お肌にとってのビタミンAなのです。ビタミンAの不足している状態で、他の成分をお肌にプラスしても、期待したような効果は感じられないでしょう。
残念なことに、ビタミンAは紫外線にあたると20分で壊れてしまうため、継続的にこまめに補う必要があります。
ビタミンAをホームケアに取り入れると、効率よく補給することができます。
これまで正しいと思っていたスキンケアを見直し、Aケアをスタートすることで、自らうるおうお肌を取り戻しませんか?

なぜAケアがよいのか(メカニズム) どんなAケアをすればよいのか(スキンケア方法)
mechanism 「なぜAケアがよいのか」〜 メカニズム 〜

乾燥に負けない肌作りに欠かせない、Aケアで肌本来の保湿力をアップ!

ビタミンAには、肌の新陳代謝を整え、バリア機能を失った壊れた角質層を復活させる働きがあります。具体的には、肌の中でセラミドやグリコサミノグリカン(ヒアルロン酸)や皮脂の分泌を促進させるので、皮膚の保水力を増して、うるおいとハリを取り戻すことができます。

ビタミンAが配合されたスキンケア商品を選ぶ際には、安定性が高く、皮膚の大半を占めているパルミチン酸レチノールやプロピオン酸レチノール、酢酸レチノールなどのレチニルエステル(ビタミンA誘導体)が含まれるものを選ぶとよいでしょう。

数種類あるビタミンAの中で、低刺激・高い浸透性・高い安定性のレチニルエステル(ビタミンA誘導体)が有効

レチニルエステル(ビタミンA誘導体)※パルミチン酸レチノールなどの総称

ビタミンAは、「レチニルエステル」(ビタミンA誘導体)という形で肌の中に貯金しておくことができます。外からダメージを受けても貯金があるのですばやく対応でき、症状として表れるのを最小限に食い止めることができます。

日々のスキンケアには、高安定性・低刺激なビタミンAが理想

皮膚科 長門昌代先生
皮膚科 長門昌代先生 ながと皮膚科クリニック 副院長 Aケアアドバイザーのクリニックはこちら

乾燥に負けない肌作りには、細胞を正常化するビタミンAの補給=「Aケア」が不可欠です。ダメージに備え、ビタミンAを肌内部に蓄えておくことがポイントなので、補給するビタミンAは、貯金できる「レチニルエステル」が有効です。

skincare 「どんなAケアをすればよいのか」〜 スキンケア方法 〜

乾燥肌の“予防”と“修復”は、日々のスキンケアから…。乾燥に負けない素肌作りのポイントをご紹介します。ぜひ、毎日のスキンケアに取り入れてみてください。

Step.1 Aケアの準備 Step.1 Aケアの準備 洗顔&トーニング

洗顔&トーニング

保湿成分の入った洗顔料を選んでも、根本的な乾燥対策にはなりません。
正しい洗顔方法と洗顔後のトーニングが、ビタミンAの浸透を高めます。

〈洗顔料〉過度な刺激を与えないように、肌のpH値を保つことのできる弱酸性の洗顔料を選びましょう。保湿成分配合の洗顔料で洗顔すると、その 保湿成分が肌に残ることで、その後のスキンケア成分の浸透を妨げてしまうことがあります。余分な成分の入っていない、シンプルなものが適しています。

〈洗い方〉お湯は35°以下のぬるま湯を使い、強くこすらず、優しくなでるような感覚で洗いましょう。

〈トーニング〉スキンケア成分の浸透を助けるブースターとなるアイテムを取り入れましょう。

Step.2 攻めるAケア Step.2 攻めるAケア 保湿とビタミンA補給

保湿とビタミンA補給

いよいよ保湿&ビタミンA補給!
肌が本来持っている保湿力を取り戻すことができるビタミンを肌へたっぷりと供給します。

ビタミンAは油になじみやすいので、ジェルやクリームタイプの化粧品を選びましょう。人工の保護膜として肌の防御力も高めてくれます。

ビタミンAの中でも、パルミチン酸レチノールや酢酸レチノールの配合されたものがおすすめです。

ビタミンA配合のスキンケア商品の選び方

Step.3 守るAケア Step.3 守るAケア 紫外線・活性酸素(フリーラジカル)対策

紫外線・活性酸素(フリーラジカル)対策

冬でも紫外線(A波)は夏の半分量は降り注いでいます!
そして、紫外線があたると肌の中で活性酸素(フリーラジカル)が発生します。
肌を守ってくれているビタミンAは紫外線や紫外線などによって作り出される活性酸素(フリーラジカル)に弱いので、外出前には、紫外線・活性酸素(フリーラジカル)対策を忘れずに!

日焼け止めは肌への刺激が少ない、SPF15~20程度のものを選び、毎日塗ること。

抗酸化物質が配合されたものがおすすめです。

活性酸素(フリーラジカル)の抑制効果率

SPF15は低いと思いがちですが、抗酸化物質(ビタミンCやビタミンEなど)と合 わせることで95%以上も活性酸素(フリーラジカル)をおさえてくれるという、高いUV効果が証明されています。

○紫外線A波吸収剤:t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン / ○ビタミンE:酢酸dl-α-トコフェロール / ○紫外線B波吸収剤:メトキシケイヒ酸オクチル / ○ビタミンC:リン酸アスコルビルナトリウム

※参考:「紫外線による光老化を防ぐ(SPF15、PA+以上)」 日本香粧品学会 化粧品機能評価法ガイドラインより
※照射量:200mJ/ ㎡  照射時間:3時間 DSMニュートリションジャパン(旧ロシュ・ビタミン・ジャパン)
 第3回光老化研究会、フレグナンスジャーナル誌2004-4 より

皮膚科 長門昌代先生
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ビタミンAの効果を最大限に引き出すために、Aケアのスリーステップを守る事が大切です。日焼け止めを塗るだけではなく、今は肌の中から紫外線対策をする時代です。ビタミンAとその働きをサポートする抗酸化物質も併用して、健康で美しいお肌を作りましょう。

今回アドバイスをいただいた先生は…
アドバイザー ながと皮膚科クリニック 長門昌代先生 乾燥肌の乾燥肌のお悩みはAケアクリニックまでgケアクリニックまでお相談ください。

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